2023/11/10 23:28


*えんゆうやき(塩釉焼)

釉薬の代わりに塩を使って焼いたうつわです。

ろくろや型で成形したうつわを充分に乾燥させたら、素焼きも釉掛けもせず、生のまま窯に入れて本焼きを始めます。1250℃まで温度を上げて器を充分焼いたら、炉の中に塩を投げ込みます。溶けて気体となった塩が、素地中のケイ素と結びついて器を覆うガラス質になります。

器の表面に太陽やライトの光を当てながら揺らしてみてください。塩のコーティングが強く掛かると、金色に光を反射してキラキラと輝きます。またぷつぷつとした縮れ模様が見られるのも、塩釉にのみ見られる特徴です。

食事やドリンクの向こうにこの輝きが見える時、食事そのものまで輝いて見えることに氣付いたことで塩釉に魅せられ、以来このうつわをつくり続けています。

 

*工房

長野市信州新町の信級(のぶしな)でおしごとしています。

自分でレンガを積み上げてつくった薪窯は、焼成室が一部屋だけの小さな登り窯です。




大きさにより一度に焼ける数は変わりますが、毎回200個くらいのうつわを焼きます。

一回の窯を焼き上げるのに必要な薪は、おおよそ軽トラ一台ほど。

汗だくになりながら一昼夜火の神様と向き合います。

工房までいらしてくださった方には、実際の窯を案内しています。

関心がありましたらお気軽にお声かけくださいね。


 

*コンタクト

「今度の記念日に、大切な人へこんなマグカップをプレゼントしたいんだ」など、ご依頼は以下のメールアドレスまでお気軽にメッセージください。

お電話やInstagramDMなどにも対応しております。

 

Mail : jinenjo.fujinkiln@gmail.com

Phone : 080-8886-2646(受信専用)

Instagram : @utsuwa.rai

Atelier 自然性(じねんじょ) - 雷青